e-Gov、10月16日に修正版予定 ログイン停止はIEモード設定も確認
e-Gov電子申請アプリの不具合に対応する更新は、10月16日16時以降に提供予定。再インストールが必要になる一方、ログインが途中で止まる場合には、旧来のブラウザ設定が関係することもある。

e-Gov電子申請は10月9日、Windows版とmacOS版のアプリにある不具合を修正するため、10月16日(金)16時以降に更新版を提供する予定だと発表した。修正には、最新版のインストーラーをダウンロードし、再インストールする必要がある。10月13日時点では提供前の案内であり、今すぐ入れ直せば今回の修正が適用される、という意味ではない。本文の時刻は日本時間。
対象となるのは、9月26日に提供が始まったWindows版3.0.3、macOS版2.0.3で確認された不具合だ。電子申請を担当する人にとっては、更新予定日を控えるだけでなく、現在どの画面で止まるのかを切り分けることが、作業を再開する手掛かりになる。
ブラウザとアプリの間で止まる場合
10月7日付の公式資料は、ブラウザに「e-Gov電子申請アプリケーションにリダイレクトしています」、アプリに「ログインします」と表示されたまま進まない事象を挙げている。今回の更新では、ブラウザを使ってログインする方式に変わった。ブラウザとアプリの両方を見る必要があるのは、このためだ。
Microsoft Edgeでe-GovのページをInternet Explorerモード(IEモード)で開く設定が残っていると、この事象が起きることを確認したという。従来のアプリではIEモードを必要としていたが、今回の更新からは不要になった。以前は必要だった設定が、そのまま残っている可能性がある。
公式の暫定対処は、Edgeの「設定」から「既定のブラウザー」を開き、「Internet Explorer モード ページ」の一覧にあるe-Govのページを削除して、Edgeを再起動する方法だ。e-Gov以外の業務サイトまで一括で設定を変える話ではない。会社側が設定変更を制限している場合は、ネットワーク管理担当者に相談するよう案内している。設定の解除で解消する場合があるという説明であり、すべてのログイン障害に効くわけではない。
インストール時の権限と、起動時の設定は別
同じ画面停止について、公式資料はアプリを「管理者として実行」する設定も確認点に挙げる。デスクトップなどのショートカットを右クリックし、「プロパティ」の「互換性」タブで「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックが入っていれば、外して通常の方法で起動し直すと解消できる場合があるとしている。
ここは混同しやすい。公式の利用準備ページには、アプリのインストールには管理者アカウントが必要と明記されている。一方、暫定対処で見直すのは、インストール後のアプリを毎回管理者権限で起動する設定だ。管理者アカウントそのものを削除したり、組織のセキュリティ設定を独断で変えたりすることではない。管理されたパソコンでは、症状と設定項目を担当者に伝えたい。
白い画面や接続エラーは、別の項目を確認
画面が白くなってログインできない場合や、起動時の接続エラーでアプリが終了する場合については、公式資料に別の暫定対処がある。ブラウザでe-Gov電子申請サイトを開き、ログインボタンの先にある「e-Gov電子申請アプリケーションを起動」から起動すると、解消する場合があるという。
ただし、接続エラーの中でも「407」を含むものは、資料で別項目として扱われている。見た目が似たエラーでも、同じ手順を繰り返せばよいとは限らない。会社のパソコンでは表示された文言を確認し、管理担当者と公式資料の該当項目を照合するのが先だ。業務データを扱う端末の接続先を、自己判断で別の回線に変えることは勧めない。
修正版の再インストールと、保存データの問題を分ける
10月9日の案内は、更新版の入手先を公式サイトの「利用準備」にある「③アプリケーションのインストール」としている。16日16時以降というのは現時点の予定なので、作業前に最新のお知らせを開き、提供が始まったか確認したい。9月に保存した古いインストーラーを、そのまま使い回さないことも大切になる。
もう一つ、更新で何が直るのかと、過去の一時保存データが戻るのかは別の話だ。10月7日の資料は、今回のバージョン更新で一時保存先をクラウド環境に変更し、旧版の一時保存データは引き継げず、新版に初めてログインした時点で削除され、復元できないと説明している。これは旧版から新版への移行についての説明であり、16日の再インストールで毎回データが消えるという告知ではない。修正版で過去のデータが復元されるとも発表されていない。
申請を再開する前に、止まった画面、使っている版、下書きの状態を確認しておく。申請期限が迫っている場合は、修正版を待つだけでなく、手続を所管する窓口に対応を確認したい。不具合修正の予定を、申請期限の延長と読み替えないことも重要だ。
編集部注。 本稿は一般的な利用情報です。組織の端末設定は管理担当者に、個別の申請方法や期限は手続を所管する行政機関に確認してください。
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