台風15号で羽田・成田便に欠航 航空・鉄道・宿を分けて確認
航空便の欠航と特急の運休が発生。振り替えや払い戻しは、便名、購入先、航空券か旅行商品かで手順が異なる。出発前に見る順番を整理する。

台風15号の影響で、お盆時期の移動に具体的な乱れが出ています。毎日新聞が航空各社とJR東日本の公表をまとめた8月11日午前11時時点の情報では、ANAは羽田空港と成田空港を発着する国内線58便を欠航し、約1万1000人に影響する見通しです。JALは成田と中部、大阪(伊丹)を結ぶ4便を欠航。常磐線の特急「ひたち」も、いわき―仙台間で11日午後の運転を取りやめました。
これは公表時点のスナップショットです。欠航や運休の範囲は変わり得るため、「羽田から出る」「東北へ向かう」といった大きなくくりではなく、予約した便名、列車名、出発日で公式情報を照合する必要があります。
最初に確認するのは、便名と購入先
交通が乱れたとき、検索結果の見出しだけを見て通常の取消ボタンを押すのは避けたいところです。先に、航空会社やJRの公式ページで自分の便・列車が対象かを確かめ、その次に「どこで、何を買ったか」を確認します。同じ飛行機でも、航空会社から直接買った航空券、旅行会社経由の航空券、航空券と宿を組み合わせた旅行商品では、操作する画面と連絡先が違います。
手元にそろえるのは、予約番号、便名・列車名、出発日時、購入完了メール、決済明細、商品の名称です。共同運航便なら、予約画面に表示された便名だけでなく、実際に運航する会社も確認します。変更前の予約内容と、公式ページに表示された対象状態は保存しておくと、購入元へ問い合わせる際に説明しやすくなります。
航空券は「対象便」の表示を見てから
ANAは、欠航・遅延が決まった便だけでなく、影響が見込まれる対象便についても、手数料なしで変更または払い戻しを受け付けると案内しています。発着案内では対象を示すマークを確認できます。ただし、対象表示がない状態でウェブ上の通常操作をすると、手数料が発生する場合があるとも注意しています。
ANAの一般予約では、対象便からANA便への変更は1回、予約便の前後7日以内が基本で、予約便の出発時刻までの手続きが必要です。JALも、悪天候や自然災害で遅延・欠航が見込まれる便や決定した便について、ウェブで手数料なしの変更・払い戻し手順を案内しています。どちらも、購入元や航空券の種類によってウェブで処理できない場合があるため、画面に対象表示が出ないときは通常取消しを進めず、公式サポートか購入元を確認します。
もう一つの注意点は、悪天候による追加費用です。ANAは、自然災害など同社に起因しない理由で生じた宿泊費や地上交通費は、原則として利用者負担と案内しています。別の交通手段やホテルを先に手配し、「後で必ず航空会社が精算する」とは考えない方が安全です。
JRは「受取前か」「旅行商品か」で分かれる
JR東日本の「えきねっと」は、8月11日14時12分更新の台風15号向け案内で、11日乗車分の東北新幹線各列車や「ひたち」「ときわ」など、12日乗車分の「成田エクスプレス」などを対象列車として示しました。対象列車のきっぷをえきねっとで購入し、まだ受け取っていない人が旅行を中止する場合は、サイトで払戻操作ができ、手数料はかかりません。
一方、きっぷをすでに受け取った場合は、きっぷを持って駅係員へ申し出ます。購入した新幹線・特急が運休になり、きっぷを受け取っていない場合は、利用者が操作しなくても事後に運賃・料金を全額払い戻す案内です。紙のきっぷ、新幹線eチケット、旅行商品では条件が同じではありません。特にJRツアーや宿だけのプランは、通常のきっぷとは別に旅行商品の条件を確認します。
宿、レンタカー、別予約を最後まで確認する
航空券を変更しても、別に予約したホテル、レンタカー、空港バス、現地ツアーが自動で変更・取消しになるとは限りません。航空会社のダイナミックパッケージなら航空会社の旅行商品窓口、旅行会社のパッケージなら販売した旅行会社、宿だけを予約したなら宿泊施設または予約サイトの条件を見ます。
往路を翌日に振り替える場合は、元の宿泊日の扱いだけでなく、復路、乗り継ぎ、駐車場、ペット預かりなど、時間にひもづく予約も洗い出します。電話がつながらない場合でも、オンラインで変更可能か、締切が出発時刻前か、問い合わせ記録を残せる窓口があるかを先に確認します。
出発前の確認順
- 便名・列車名と出発日時を、運航会社の公式情報で検索する。
- 予約メールで、購入先と商品種別を確認する。
- 特別な変更・払戻し対象の表示を確認してから操作する。
- 鉄道、宿、レンタカーなど、航空券と別の予約を一件ずつ確認する。
- 変更・払戻しの完了画面、メール、受付番号、領収書を保存する。
大切なのは、「台風で欠航した」という一つのニュースと、「自分の予約にどの扱いが適用されるか」を分けることです。運航状況は出発直前にも変わります。空港や駅へ向かう前に公式情報を更新し、対象表示と購入経路に沿って手続きを進めれば、二重予約や不要な手数料、宿の取消し漏れを減らせます。
編集部注。 この記事は2026年8月11日06:29 UTC時点の公表内容に基づく一般的な確認手順です。運航状況、対象便・列車、変更・払い戻し条件は随時変わります。実際の手続きは、運航会社と購入元の最新案内を確認してください。
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