シルバーウィークの高速渋滞279回予測 最長45km、ETC休日割引なし
9月19〜23日の5連休は、全国で10km以上の渋滞を上下合計279回予測。中央道下りは最大45kmとされる。距離だけで慌てず、自分が通る区間、ピーク時刻、料金、当日の交通情報を順に確認したい。

NEXCO東日本・中日本・西日本、JB本四高速、日本道路交通情報センターは8月28日、2026年シルバーウィークの高速道路渋滞予測を公表した。対象は9月19日(土)から23日(水)までの5日間。全国で10km以上の渋滞を、下り125回、上り154回、合計279回予測している。予定される工事規制に伴う予測も含む。
今年は敬老の日の21日、祝日法に基づく休日の22日、秋分の日の23日が土日につながり、11年ぶりの5連休になる。279回は今年のゴールデンウィークの同じ5日間に確認された225回より54回多い。ただし、一方は過去実績、もう一方は予測であり、GW実績には事故などの影響も含まれる。単純な混雑度の順位ではなく、旅行計画を見直すための目安として読みたい。
「最大45km」を自分の通過時刻へ直す
全国で最も長い予測は、中央道下りの相模湖IC付近を先頭とする45kmだ。9月19日と20日の各6時にピークを迎える見込みで、高井戸ICから相模湖ICまではピーク帯に約2時間15分、通常時は約35分と試算されている。
同じ区間でも、公式資料の回避例では高井戸ICを5時より前、または17時以降に通過する場合、所要時間は約35分とされる。これは全国共通の「正解時刻」ではなく、その区間について過去の交通傾向から算出した例だ。出発地から高井戸ICまでの時間、休憩、到着後の予定を足し戻し、無理なく通過できるかを確かめる必要がある。
ピーク日は路線と方向で異なる。NEXCO東日本管内では、下りは20日、上りは21日と22日に特に注意を促す。関越道上りでは22日17時ごろ、坂戸西スマートIC付近を先頭に最大40kmを予測している。連休の初日だけを警戒するのではなく、往路と復路を別の計画として確認したい。
まず全国版の一覧で該当路線を探し、次に各社版の地図や時間帯別表で、利用するIC間が予測区間に入るかを見る。渋滞の先頭地点だけで判断すると、自分の乗る区間が長い車列の中に含まれることを見落とす。距離、ピーク時刻、予測所要時間の三つを同じ行で読むのが要点だ。
5日間はETC休日割引の対象外
NEXCO中日本の2026年度適用日案内では、9月19〜23日はすべてETC休日割引の対象外になっている。「ETCの割引が一切ない」という意味ではなく、今回確認すべきなのは休日割引だ。別の割引や周遊商品を想定する場合は、利用条件、対象道路、時間帯を公式料金検索で個別に確認する。
出発時刻を動かすと、料金の前提も変わることがある。家族や同行者には、到着時刻だけでなく「どのICを何時ごろ通る計画か」「休日割引を見込んでいない料金か」を共有する。渋滞回避のための早出で、宿泊、レンタカー、駐車場の受取時間との間に新しい待ち時間を作らないことも大切だ。
予測と当日情報を分けて使う
予測表は、日程と時刻を組み替えるための資料だ。当日の渋滞を確定するものではない。事故、故障車、落下物、天候、工事の進み方などで状況は変わる。前日までに代替となる通過時刻や休憩地点を一つ決め、出発直前にはNEXCOの「ドラとら」や各社の交通情報、道路交通情報Nowなどで通行止めと渋滞を見直す。
走行中は道路情報板とハイウェイラジオも使い、運転者が端末を操作しない。同乗者に確認を任せるか、安全な場所に停車してから更新を見る。迂回路へ入る場合も、一般道の生活道路や災害・工事による規制を前提なしに選ばず、公式案内に従う。
渋滞を避けるために睡眠を削って早朝や深夜へ動かすなら、本末転倒になる。各社は全席のシートベルト着用、早めでこまめな休憩、渋滞末尾での追突への注意も呼びかけている。出発時刻を変える判断は、渋滞時間だけでなく、運転者の睡眠、交代要員、休憩できる余裕まで含めて行いたい。
今回の予測から持ち帰る数字は「279回」だけではない。自分の区間のピーク前後、休日割引を含まない料金、当日の確認先、休憩の余白。この四つを出発前にそろえる方が、全国集計を眺めるより実際の移動に役立つ。
編集部注。 本稿は2026年9月3日06:38 UTC時点のNEXCO3社、JB本四高速、日本道路交通情報センター、内閣府の公表情報に基づく一般的な旅行計画ガイドです。渋滞距離と所要時間は予測であり、事故、天候、工事、交通障害などで実際と異なります。出発前と走行中は各道路会社、警察、自治体等の最新規制・安全情報を優先してください。
出典
改善にご協力ください
この記事は役に立ちましたか?
匿名のご意見は、Sona Newsの記事、見出し、出典の説明を改善するために活用します。
次の記事

観光庁の2026年4〜6月期1次速報で国内旅行単価は前年同期比8.2%増。だが宿泊は7万6947円、日帰りは2万1875円と前提が違う。統計を次の旅行予算へ落とし込む順序を整理する。
続きを読む


