お盆の高速道路、10km以上の渋滞436回予測 ずらすべき「通過時刻」
8月7~16日の全国予測は、下りに前半・後半の二つの山、上りに後半の山を見込む。全国一律のピーク日ではなく、走る路線と方向から出発時刻を逆算したい。

高速道路各社が、2026年のお盆期間の渋滞予測を公表した。NEXCO東日本・中日本・西日本、JB本四高速と日本道路交通情報センターの全国版では、8月7日(金)から16日(日)までの10日間に、交通集中による10km以上の渋滞を上下線合計436回見込む。予定されている長期工事規制に伴う予測も含む数字だ。事故、天候、実際の交通量で状況は変わるため、436回は確定した結果ではない。
「全国で一つのピーク」ではない
全国版の大きな流れは、下りが前半と後半の二つの山、上りが後半の山だ。ただし、移動計画に必要なのは全国平均より路線、方向、通過時刻である。NEXCO中日本は管内で10km以上の渋滞を171回予測し、下りのピークを8月8~9日、上りを14日としている。8日には中央道下りの相模湖インターチェンジ付近を先頭に最大45kmを見込む。
NEXCO東日本の管内予測は10km以上が133回。下りは12~13日、上りは14~15日に注意を促す。特に長い例として、13日11時ごろに東北道下りの矢板北パーキングエリア付近を先頭に最大35km、15日18時ごろに関越道上りの坂戸西スマートインターチェンジ付近を先頭に最大40kmを予測する。同じ「お盆の帰省」でも、中央道を西へ向かう人と東北道を北へ向かう人では避けるべき日と時刻が違う。
出発時刻ではなく「渋滞地点の通過時刻」から考える
実用的な手順は三段階だ。まず各社の渋滞予測カレンダーで、走る路線と上下方向を選び、渋滞の先頭地点、発生時間帯、ピーク時刻を確認する。次に、その地点へ着くまでの通常の所要時間と休憩時間を見積もり、避けたい時間帯から逆算して出発時刻を決める。最後に、日程を変えられない場合の代替として、出発を早める案、遅らせる案、別ルートの料金と所要時間を一つずつ用意する。
最大渋滞長だけで迂回を決めるのも避けたい。同じ30kmでも流れる速度や合流の数で通過時間は変わり、遠い迂回路は走行距離、料金、休憩回数を増やすことがある。予測に所要時間が示されていればそれを比較し、表示がなければ「短く見える道」を自動的に選ばない。給油や充電、食事をする場所も混雑区間の手前と後ろに一つずつ候補を置けば、サービスエリアが満車のときに判断を急がずに済む。
ここで「早朝なら必ず空く」「別ルートなら必ず速い」と決めつけないことが大切だ。予測ページには路線ごとの時間帯が示され、工事や事故による規制は当日に変わり得る。出発前にはNEXCO各社やJARTICの最新情報を確認し、同乗者がいるなら走行中の更新確認を任せる。運転者が画面を操作してはいけない。
休日割引を見込んだ予算にしない
2026年度の高速道路休日割引は、お盆などの交通混雑期を適用除外としている。今回の案内では、期間中の土日・祝日に当たる8月8日、9日、11日、15日、16日も休日割引が適用されない。普段の週末と同じ割引後料金を前提にすると、往復の予算がずれる。利用する入口・出口と車種で公式の料金検索を行い、別の周遊割引なども販売除外期間や利用条件を個別に確認したい。
予測を安全余裕に変える
日や時刻をずらせない場合は、到着予定より休憩の余裕を優先する。各社は全席のシートベルト、早め・こまめな休憩、十分な車間距離を呼びかけている。渋滞末尾では前方を注視し、流れを良くしようとして不用意な車線変更を繰り返さない。燃料や充電残量も、混雑区間に入る前に余裕を持たせる。
今回の予測から得るべき結論は「お盆は車で出かけない」でも「この日なら大丈夫」でもない。自分のルートにある一番長い渋滞候補を一つ特定し、その地点をいつ通るかを先に決めることだ。出発日、通過時刻、料金、直前情報の四つをそろえれば、全国436回という大きな数字を、具体的な移動判断へ落とし込める。
編集部注。 渋滞予測は過去の実績と最近の交通状況に基づく見込みです。実際の規制、所要時間、料金は出発前に各道路会社とJARTICの最新情報で確認してください。
出典
改善にご協力ください
この記事は役に立ちましたか?
匿名のご意見は、Sona Newsの記事、見出し、出典の説明を改善するために活用します。
次の記事

7月1日以降の申請で、一次査証は3,000円から15,000円、数次査証は6,000円から30,000円へ。免除対象や現地通貨額は在外公館で確認が必要だ。
続きを読む

